こんにちわ!
ここでは売買損益のやり方について紹介していきます!
今回紹介するやり方でほとんどの問題は簡単に解けます!!!!
売買損益とは
売買損益とは中学受験の算数で頻出の問題です。
仕入れ値が200円の鉛筆を2割の利益を見込んで定価をつけましたが売れなかったので1割引きにして売りました。利益はいくらですか?
といった感じのやつです!
こういった問題は中学生になってもやりますが、今回は中学受験のやり方を紹介していきます!
具体的な解き方
具体的な解き方を紹介していきたいと思います。
合言葉は「原・定・売・利」です!(読み方は「げん、てい、ばい、り」)
原=原価、定=定価、売=売値、利=利益を表しています。
下図のような表を書いて解いていきます。
原 〇〇円
↓ ×□
定 〇〇円
↓ ×□
売 〇〇円
利 売-原
これだけだとよく分からないと思うので、実際に問題を見ていきましょう!
問題①(基本問題)
Q.仕入れ値が200円の鉛筆を2割の利益を見込んで定価をつけましたが売れなかったので1割引きにして売りました。利益はいくらですか?
原 200円
↓ ×1.2
定 240円
↓ ×0.9
売 216円
利 売ー原 216-200=16円
まず仕入れ値が200円なので原のところに200円と書きます。
次に2割の利益を見込むので×1.2をする。
ここで多くの生徒が×0.2にしてしまうので要注意です!
×0.2をして原価に足しても良いですが、二度手間なので×1.2でやるように慣れておくと良いです。
次に定価の1割引きで売ったので×0.9をする。
そうすると売値が出せるので、利益は売値-原価で求めることができます。
このくらいの問題なら計算式だけでもできそうですが、「原・定・売・利」の表を書くことで混乱することなく解くことができます。
他の問題も見てみましょう!
問題②(原価不明問題)
Q.ある商品に3割の利益を見込んで定価をつけましたが売れなかったので2割引きしたところ利益が32円でした。仕入れ値はいくらですか?
まず分かる情報から「原・定・売・利」の表を完成させます!
原 □円
↓ ×1.3
定 △円
↓ ×0.8
売 〇円
利 32円(売ー原)
原価が分からないので困りました。。
原価が分からない問題は原価を「①⓪⓪」とおいてみましょう!
すると
原 ①⓪⓪
↓ ×1.3
定 ①③⓪
↓ ×0.8
売 ①⓪④
利 32円(売ー原)
利益は売値-原価なので①⓪④-①⓪⓪=④ これが32円になります
④=32円 ということは ①=8円
原価は①⓪⓪なので
①⓪⓪=8×100=800円
気を付けて欲しいのは①⓪⓪は100円ということではないので混乱しないように注意しましょう!
問題③(個数あり問題)
Q.リンゴを1個60円で100個仕入れました。1個につき4割の利益を見込んで定価をつけ75個売れました。残った25個は定価の10円引きで売りました。このとき利益はいくらですか?
個数がある問題はまず個数を一旦無視して「原・定・売・利」の表を完成させます。
原 60円
↓ ×1.4
定 84円
↓ -10
売 74円
利
利益は空けておいてください!
ここで利益を74円-60円=14円などとしないように注意してください!
次に個数の情報を先ほどの表に追加していきます。
原 60円 ×100個 =6000円 ←仕入れ値合計
↓ ×1.4
定 84円 ×75個 =6300円 ←売上
↓ -10
売 74円 ×25個 =1850円 ←売上
利
この時、売上金額はいくらになるでしょうか?
6300円+1850円=8150円になります。
分かりにくいときは自分がお店屋さんになってお客さんからもらったお金の売上合計はいくらかなーとイメージしてみましょう!
そしたら利益は売上金額の合計から仕入れ値合計を引けばよいので
利益は 8150円-6000円=2150円 となります
まとめ
いかがでしたでしょうか?
基本的な売買損益の問題は「原・定・売・利」で解けます!
難しい問題もこの考え方を応用すれば対応可能です。
是非使いこなせるようにしてください!
・まず分かるところを埋める
・2割の利益を見込む→×1.2
・3割引き→×0.7
・原価や定価が分からないときは①⓪⓪とおく
・個数があるときは一旦無視して、その後横に追加
是非参考にしてみてください!